お墓を建てるために悩む事 その3
更新日:2016年12月11日
その1、その2を見返してみてちょっと文字詰まりすぎてて読むのしんどい!って自分でなったので今回からはちょっとライトめにいきますねー。
って予告をしたところで、とりあえず前回までに「お墓を建てる場所」「どのくらいの大きさにするのか」のぼんやりとした所が決まった、としましょう。
使う石材の種類は、黒がカッコいい!とかピンクの石可愛い。
そんな感じで選ばれるのもいいですし、実際の墓地で見かけたものを参考にするのが一番だと思うので今回は置いておきますね。
さて、じゃあ今回は何の話をするのだ。ってなるかと思うんですけど、いざお墓を建てる!となったときに結構皆様迷われるのが「文字」なんですよね。
なんて彫ろう?何を彫ればいいの?
そもそも、彫刻ってどこに彫るんだ。って言うところから結構悩むんですよ。
和風のお墓なら正面は「○○家之墓」が一般的ですよね。
でも、あれって実は何を彫るかとかって決まりはないんですよね。
中には、和風のお墓の正面にご自分の好きな言葉や詩の一節を刻まれる、なんて方もいたりするんです。
あと多いのは、それぞれのお家のご宗派毎にお題目を刻まれる、って言うのもありますね。 「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華経」ってやつです。
これだと、パッと見て誰のお墓か分からないって事があるので好みは別れるんですけれど、例えばご夫婦それぞれのお家を一緒に祀りたい、なんて方だと正面に一家だけの家名が出なくていい、と仰る方もあるんですよ。
正面が決まったら、建てた方のお名前と、いつ建てたのか。
建てた方のお名前は、最近ではご夫婦の連名だったりお子様都の複数名で刻まれる方も多いので、これもまた悩むところです。
この建てた方のお名前部分はお祝いの印、ご健在の印として、朱色のペイントを入れるんですよ。
ペイントの話が出たところで、文字の中に色を塗る時のお話もしちゃいますね。
本来、お墓に使う石はピカピカに磨いてツルツルなんですけれど、文字の部分だけは彫り込むのでちょっとだけ、石の種類によっては見えにくかったりするんですよね。
正面の「○○家之墓」の部分は深く彫り込んで文字も大きめなので何もしなくてもしっかり見えるんですけども、その他の部分、特にお戒名(ご法名)の部分は見えにくかったり…。
もちろん、お墓が出来たばかりの頃は見えにくくても徐々に年数と共に彫り込まれた文字が見えるようになってくるんですけれど
「せっかくだから綺麗に見える方がいい!」
って思う方も多いんですよね。
となると、石の色に合わせて黒か、白のペイントを施す事になります。
実はこの二色以外にも色はあるんですけれど、別の色を使うとなると特注だったりするのでその辺りは要相談です!
さて、お話が逸れたので戻ると、次はお戒名(ご法名)の部分ですよね。
これは、オプション品として「霊標(法名碑)」があるかどうかで彫る場所が変わるんですけれど、霊標の無い和風のお墓なら、お墓の正面に向かって右面。
霊標のない洋風のお墓なら、お墓の裏面に彫刻される事がほとんどです。
ここで、どうして霊標をつけるんだ。ってお話になるんですけど、お墓の正面や、裏面に彫刻するとなると、どうしても彫れる数が限られてきてしまう。
これが、大きな問題なんですよね。
例えば、和風のお墓だとお墓の左右に文字は彫れるのですが、それでも数は8名から10名様と、限られてきます。
洋風なら、裏面一面だけなので彫り方によればもう少し少ない事も…。
せっかくこれから代を重ねて使うお墓を手に入れたのに、途中でそれ以上お墓にお名前が刻めなくなっちゃう!なんて事もおあるんです。
こうなったらどうするの?とたまにご質問を受けるんですけれど、こうなってしまうと…。
「石碑の取り替え」のご提案をさ
せていただく事もあるんです。
ご家名の彫ってある石を新しく作り変えて、ご彫刻されているご先祖様を順にお戒名(ご法名)ではなく「先祖代々」と言う形でおまとめさせていただいて、次の代の方を彫れるようにする。
と言う、ちょっと大がかりな事になったりするんですよね。
もちろん、これ以上彫れない!となった段階で霊標を追加で据えられてもいいのですが、初めから霊標があるとその心配も少ないし、霊標だと表面裏面両方に彫れるので少なくとも15名様とかは彫れちゃうんですよね。
お戒名(ご法名)も、彫る内容は全部決まったぞ!となるとあと一歩です。
残るはご家紋。
最近だと「家の家紋何か分からない」って方も多いんですよ。
こんな仕事をしている上に日頃人様にご家紋のお話をさせてもらっている身ながら、当の本人も「母方の家紋は分かるけど父方の家紋が分からない」ってなってますし。
いざお墓を建てるぞ!ってなってから皆さんご実家のお墓の家紋を調べられたり、ってされる事もあるので是非、お墓のご検討と共にご家紋は何だったのか、お墓参りの際にでも確かめて写真に撮っておくのもいいかもですね。
中には、ご家紋の部分にお好みのお花を彫刻される方や、ご家紋そのものを彫らないって方もいらっしゃるので、ご家紋は絶対ってものでもないですけれど、こんな時くらいしかご家紋を知るきっかけもないですもんね。
ご家紋は本当に沢山種類があるので「どんなものか分からない」って時には是非、京石のスタッフに聞いてみてくださいー。