時宗

 

時宗

法然の孫弟子、「一遍」が鎌倉中期に開きました。日常を「臨命終時」すなわち、平生を臨終と心得て、専心称名念仏することを説く。一遍は捨聖(すてひじり)といわれ、遊行(ゆぎょう)をこととし、彼の門弟も一遍に従って諸国を遊行しました。また念仏を称えた人には算(さん)という念仏の札を与えました(=賦算)。その宗団は、初め、時衆と呼ばれ、室町時代にかけて大きく成長しました。清浄光寺(遊行寺)が総本山です。男性に「阿」字(阿弥陀如来)、女性に「弌(いち)」字をつけることがあります。

総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺(遊行寺)

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