基礎講座

お墓の種類っていろいろあると聞きましたが…

お墓の種類っていろいろあると聞きましたが…

経営主体で分けると、大きく次の三つに区分できます。
■公営墓地
■寺院営墓地
■公益法人営墓地

■公営墓地
都道府県や市区町村自治体が管理・運営する墓地のことで、全国で600カ所近い公営墓地があります。公営墓地には、使用料・管理料が安く、宗旨宗派についての制限がない、立地がよいことなどの長所があ りますが、申し込みに際して、国籍、現住所、居住年数、ご遺骨の有無と墓地継承者の有無など、様々な資格条件を満たさなければいけません。また、ご遺骨の有無が関係するため生前に墓地を購入することはできません。使用希望者が多いため、使用権は抽選で決められることがほとんどですが、区画数が少ないため供給が需要に追いつかず、応募しても競争率は高く、なかなか当選しません。 ただし宗旨宗派を問わず、使用料も安価になっています。

■寺院営墓地
寺院が管理運営する墓地のことで、「お寺の境内にあるお墓」という言い方がわかりやすいでしょう。寺院墓地の長所は、法要などを寺院の本堂や斎場で行いお墓参りにもすぐに行くことができる。墓地管理が行き届いている、永代供養が可能であることなどです。寺院の境内にある墓地のほとんどは、お寺との「檀信徒契約」(そのお寺の檀家となる契約、入檀ともいいます)が前提となり、檀家として護持会費や寄付などお寺の維持に協力するなどの義務が生じます。

■公益法人営墓地 (民営墓地)
経営主体が公益法人(財団・社団法人)の墓地、および寺院境内以外に宗教法人が経営している墓地のことで、「事業型墓地」ともいわれることがあります。公営墓地や寺院営墓地と違い、厳しい資格や条件もなく、宗旨宗派についての制限がないなどのメリットがあります。またお墓のデザインや大きさも自由に選べます。郊外にある大規模な墓地が多いため、車がなければいけないところも多いのですが、送迎バスが運行されていたり、駐車場も整備されていたりします。 使用料は墓地の広さ、場所、などによってさまざまですが、公営墓地と比べると高くつきます。また公益法人営墓地では従来の四角いお墓だけではなく、全面 が芝生張りであったり、自由なデザイン墓などを建てることができる墓地も多くなっています。また 永代供養墓といって個人ではなく複数のご遺骨をひとつのお墓に納め、永代にわたって供養できるお墓を提案している霊園もあります。

ほかにも、「墓地や埋葬等に関する法律」が制定される以前から村落の住民が共有していた村落墓地(現在では新たに墓地を作る場合は法律にしたがって都道府県知事の認可が必要ですので、村落の共同墓地を新たに作ることはできません。昔から各地に残るはこうした墓地はそのまま認められています。)や、寺院営墓地や公益法人営墓地の種類として共同納骨堂 、屋内立体墓 (ビルの中にマンション型の墓地区画を作り分譲する。都市型寺院に見られる)神道のお墓、キリスト教のお墓などがあります。私ども、株式会社京石ではさまざまなお墓のご相談に応じております。

メールやお電話などでお問い合せ下さい。

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檀家になるとはどういうことですか?

檀家になるとはどういうことですか?

檀那寺(だんなでら)または、菩提寺(ぼだいじ)という特定のお寺に所属することが「檀家」になるということになるため、たとえば、真言宗とか、禅宗、日蓮宗、浄土真宗などの宗旨に帰属していること、仏事儀式全てをその宗旨(宗派の式)で執り行うことになります。また、お寺の年間行事への参加ということもあり、菩提寺との付き合いが深くなり、年忌法要などで悩むことが少なくなります。一般 的に宗教法人格を持つ「お寺」は、檀家が納めるお布施や護持会費、 墓地管理費等によって、管理運営されています。

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公営墓地の申し込みは、資格がいるのですか?

公営墓地の申し込みは、資格がいるのですか?

墓地の種類のところでも申し上げましたが、府県営・市営・町村営などの公営墓地は、その地区に住んでいる住民のためのものですから、誰でもが自由に使用できるものではありません。その地区によって資格が決められており、応募者が多数の場合は抽選となります。市町村により大きく規定が違いますので、詳しくは各市町村の窓口にお尋ねください。

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墓石建立の際どういったことを決めておけばいいのですか?

墓石建立の際どういったことを決めておけばいいのですか?

ご希望・条件などお聞きすることは下記の項目です。

  • 宗教、宗旨、宗派など石碑建立の制約 。
  • 寿陵、死亡、分骨など石碑建立の目的、用途。
  • 墓地の広さ。
  • 石碑の大きさ(7型、8型、9型、10型など)
  • 石碑の形状(仏式、神式、メモリアル式など)
  • 石碑の材質(白、黒、赤、青など)
  • 文字、書体、戒名、家紋の入れ方など。
  • 外柵、花立、霊標、灯籠、供台、物置、玉垣、植木、砂利などの付属品
  • ご予算
  • お支払い方法(現金、ローンなど) 墓石建立の際用意いただく物は
  • 故人の戒名、俗名、没年月日、行年
  • 家紋
  • 施主名、建立年月日の設定
  • 墓地の略図
  • 墓地永代使用許可証
  • 印鑑

などです。墓地、霊園、墓石など細かい部分のご相談もありますので、ご遠慮なくお問い合せ下さい。

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民営墓地はいつでも使用できますか?

民営墓地はいつでも使用できますか?

公益法人などが経営主体となっている「民営墓地」の場合は、募集期間に制限はありません。また宗教・宗派なども問わないのが一般 的で、誰でも、いつでも使用申し込みができます。申し込みの際の書類は、使用許可申請書と住民票抄本または外国人登録証明書写 が必要ですが、詳しくは弊社または、その墓地管理者に直接お問い合せ下さい。民営墓地を選ぶ際には、一度行って見て、管理が行き届いていること、管理者の企業がはっきりしているところを選ぶことが重要です。

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「お墓を買う」ってどういうこと?

「お墓を買う」ってどういうこと?

上の項目でも「お墓を使用する」と書きましたが、お墓の場合は所有権の移転はありません。申し込まれたお墓(正確には墓地)の使用権を得ることになります。法律的には墓地の契約主体(寺院や霊園)とお墓の永代使用権を取得する契約を結ぶ、ということです。ですから所有権はあくまでお寺など、その墓地(霊園)の経営主体にあります。地方自治体が運営する公営霊園以外の、民間霊園は、霊園の経営主体が宗教法人、財団法人、社団法人等 に限られ、霊園のお客様からの管理費で管理者(経営主体)が管理しております。また、墓地・霊園では「使用規定」を定めており、これも「お墓を買う」契約の内容となります。使用規定では、お墓の使用者の資格、使用の目的、墓地使用料・管理料、使用を取り消される場合の規定などが定められています。この規則を守らない場合には、お墓を使用する権利のある人でも使用を取り消されたり、契約を解除される場合があります。永代供養も所有権の移転はありません。永代使用権とは、「永久にお墓を使用できる権利」です。これは墓地の種類等によっても違いがありますので、事前に良く説明を聞くことが大切です。合同の納骨堂式の永代供養は、30年とか50年間という契約期限を管理者が定め、その期間は骨壷のまま納骨堂に安置し、期限後は土に返す方式が一般 的です。費用は、納骨堂に安置する権利と管理者(ほとんどが宗教法人)の宗教儀式による、年数回の供養の費用になります。

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お墓と税金

お墓と税金

■お墓の購入
通常不動産を取得した場合は、不動産取得税がかかり、その土地を持っていると固定資産税や都市計画税がかかりますが、お墓の場合は、不動産取得税、固定資産税や都市計画税はかかりません。これは、上でも述べたようにお墓を購入するということは、永代使用権という権利を購入するということで、不動産を購入することではないからです。

■お墓の承継
お墓を承継するのは、お墓の権利を持っている人が亡くなり、その遺産の一つとして遺産相続するということです。一般 の相続財産には相続税がかかりますが、お墓の承継には相続税はかかりません。 相続税法で、お墓は一般の相続財産とは「祭祀財産」として別の扱いとされており、非課税となっています。また、仏壇も同様に非課税となっています。

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永代供養って何ですか?

永代供養って何ですか?

■永代供養墓とは
一般のお墓は、承継者(子孫)が基本的にその管理と供養を行いますが、永代供養墓は、寺院や霊園により永代にわたって管理と供養が行われるお墓のことです。 このお墓は主に承継者のいない人を対象として開設されたものです。また、両親と同居されていない家族が増えた現代では、新しくお墓を建てても、両親あるいは祖父母までの親族の納骨しかしない場合が多くなり、それ以前の祖先に関してのみ永代供養の形をとる方も増えてきています。

■永代供養墓の形式
永代供養墓の中で最も一般的なものは、地下または半地下の納骨室を台座として、その上にモニュメントとしての石塔や石像を建てたものです。モニュメントの形としては、 1.碑文(言葉や銘)が刻まれた供養碑 2.宗派にちなんだ仏像(釈迦像や観音像)など 3.多宝塔や五輪塔などの仏塔などがあります。 永代供養墓(合葬墓)は、各寺院のご住職(又は霊園関係者)が 石材店に依頼してお建てになり、檀家のみなさんにお分けすると いったものであり、石材費用とは少し異なる為に、その永代供養墓 の使用権がいくらかということは確定的ではありません。 しかし、都市部の寺院などでは墓地の空きが少なくなっり、今まで永代供養墓がなかったお寺でも、 建設されるところが増えてきています。

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生前にお墓を建ててもいいのでしょうか?

生前にお墓を建ててもいいのでしょうか?

生前建墓については、いろいろな意見がありますが、弊社でのお客様の約半数は、生前にお求めになっております。生前にお墓を求めることは「寿陵(じゅりょう)」と呼び、中国でもおめでたいこととされています。一般 的に遺骨があることが応募条件になっている公営墓地では、寿陵墓は建てられません。また寺院墓地、民営霊園でも、墓地購入ご1~2年以内にお墓を建てる事を義務づけているところが多いようですが、その墓地、霊園によって違いがありますので、弊社までお問い合せ下さい。最愛の方が亡くなられた後は葬儀やそれに関する諸手続があり、満中陰(四十九日法要)時に 納骨を考えた場合、金銭面を含め大変なご負担となります。ですから、後に残られる方のことを考えると、墓所を事前にご準備しておくことでご負担を軽減する面 もございます。開眼(魂入れ)の時期には特に決まりはありませんが、お盆やお彼岸はお寺様がお忙しい時期でもありますので、少し時期を ずらされた方が無難です 。お寺様やご家族の方とご 相談の上、ご都合に合わせて日を選び、お決めください。

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個人墓ってなんですか?

個人墓ってなんですか?

自分で建てた自分の墓のことで、子供がいない夫婦、シングル女性、独身男性などの方が最近増えており需要が増えています。最近はお寺が責任をもって供養する所が増えてきました。単独墓は、個人のための墓で、近年の土地事情から困難となりつつあります。

■特別に功績のあった人などは、この単独墓を建て正面 に故人の戒名を、霊標には功績を彫り込んだりします。
ほかにも…こんなお墓があります。

■合祀墓(代々墓)
「合祀墓」とは、表面に「○○家之墓」「○○家代々之墓」「○○家」などと刻んだ墓碑を一基だけ建て、お骨を納める度に、墓誌(霊標)か墓碑の裏面 や左右に戒名や法名を列記していきます。こうして代々のお骨をあわせて祀っていくところから代々墓とも呼ばれています。

■個人墓表面に「○○○○之墓」と記された個人専用のお墓です。

■比翼塚
夫婦二人のお墓です。表面には夫を右側にして夫婦両名の戒名や法名を刻みます。(従って遺された方も戒名を受けておかなければいけません)。故人のそれは墨で黒く塗り、遺された人のそれには朱を入れておき、亡くなった時点で墨に変えます。

■会社墓・団体墓
会社や団体がお墓を造ることもよくあります。その会社や団体に貢献した多数の人々を合祀するものです。

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合祀とはどういうことですか?

合祀とはどういうことですか?

「合祀」とは家族に限らず複数の人を葬る施設のことを言います。合祀墓には、教会の信者をまつる教会墓所や、仏教寺院でも墓標代わりとなる1つのモニュメントの下に多数の人を葬る墓所などがあります。

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戦前からある、土葬のお墓の 遺骨を掘り出して移したいのですが、どのくらいの費用がかかるでしょうか。

戦前からある、土葬のお墓の 遺骨を掘り出して移したいのですが、
どのくらいの費用がかかるでしょうか。

ご遺骨の掘り出しについては、埋葬状況や墓地の場所(たいてい山の奥だったりします)、石材店により金額が大きく異なり ますので、石材店に、事前にお見積もりを依頼されたほうがよいでしょう。ちなみに弊社では、土葬でご埋葬後10年以上の場合、一体につき8万~10万円程度(ご遺体が複数の場合は一体6万円程度~)が目安になりますが、 ご埋葬の時期が昔のため場所が特定できない場合や、お墓に機械が入りにくい 場合など、価格が変わってきますのでご注意下さい。 ※なお、価格の目安は2002年9月20日現在のものです。

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古いご先祖の墓をひとつにまとめたい(火葬の場合)

古いご先祖の墓をひとつにまとめたい   (火葬の場合)

上の質問と同じようなことですが、この場合は、土葬ではなく火葬でのこととしてお答えします。掘り起こし作業を行う時に僧侶をよんで抜魂式(お経を上げてもらい、 焼香をし、お清めの酒などを用意したりします。)を行った後に閉魂式後の墓石は無縁搭に供養をしたり、墓石店に処分を頼みます。用意する書類は場所によって違う場合もありますので、役所によく相談してからにして下さい。土葬のお骨を掘り出した場合、必ず火葬します。公的な手続きは、墓地のある地区町村の役場で行います。 手順としては、

  1. <埋蔵許可証を墓地管理者に発行してもらう>→<火葬>→<改葬許可証を申請して受け取る>
  2. <埋蔵許可証を墓地管理者に発行してもらう>→<改葬許可証を申請して受け取る>→<火葬>

の2つの流れがあり、手続きの詳細は各市区町村で異なりますので、 役場に問い合わせてみてください。火葬の際、お骨を手で掘り出しますが、古くから続くお墓ではご先祖様全てのお骨が出てくるとは限りません。また土の性質により、それぞれのお骨がはっきりと判別 できる形で出でくるかどうかも わかりません。出てきたお骨を集めて、火葬場に持って行き、火葬してもらいます。 火葬場は予約制になっていますから、早めに予約しておきましょう。

すのでご注意下さい。 ※なお、価格の目安は2002年9月20日現在のものです。

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お墓を移転しても大丈夫ですか?

お墓を移転しても大丈夫ですか?

お墓を移しても不運を招く事はありません。遠すぎたりして、誰もお参りに行かなくなり、無縁墓になるよりは移転して親しい人のそば置く方がよいのではないでしょうか?弊社でも、最近の墓石の需要は遠隔地からの移転が増えています。分骨に抵抗がある方は遺骨の変わりに回りの土を納める方法もあります。

■お墓の改葬
「改葬」とは現在あるお墓を別の場所に移すことです。理由としては、住居が遠方に移転した場合、区画整理などによる墓地側の移転、他の宗教に改宗した場合、祭祀者がとだえた場合などです。

■改葬する場合の事務手続き
改葬の手続きは、「墓埋法」で決められています。

  1. 移転先の墓地を確保し、移転先の墓地の管理者から「受け入れ証明書」を発行してもらいます。
  2. 現在の菩墓地の管理者の承諾を得て、「埋葬証明書」を発行してもらいます。
  3. 墓地を改葬する場合は、お墓のある自治体へ申請し改葬許可証を得なければいけません。 この改葬許可証は、お墓のある市区町村の役所の戸籍課または住民課で交付されます。 この許可証を得るためには、役所の窓口にある「改葬許可申請書」に記入して、「受け入れ証明書」、 「埋葬証明書」とともに役所へ 提出します。
  4. 改葬先の墓地の管理者へ「改葬許可証」を提出します。

事務手続きは以上です。

■改葬の手順
事務手続きが終わると、改葬の準備にかかります。

  1. 改葬の日取りの決定 まず、改葬の日程を決めます。
  2. 旧菩提寺での御魂抜き法要 墓石を動かす前には必ず、僧侶に御魂抜きの儀式を行ってもらいます。 これは墓石から仏心(御霊。霊魂、念などさまざまな言い方があります) を抜く儀式です。古くなった墓石は墓地にある無縁墓(塚)にお祀りするか、石材店に頼んで処分します。
  3. お墓を掘り、遺骨を安置する 御魂(おたま)抜きをして、お墓を整理した後、遺骨を取りだします。
  4. 改葬による開眼供養 新しい墓地に遺骨を埋葬します。この時、僧侶を呼んで開眼供養を行います。

お墓に入っている遺骨を分骨する

お墓を掘り返す事があるので、 寺院や霊園の許可を得なければいけません。 そして「分骨するための証明書」を遺骨を埋葬している 管理者に発行してもらいます。「分骨するための証明書」を分骨先の墓地の管理者に提出します。その後の手順は、改装と同じです。火葬の際に分骨する葬儀の時点で分骨を決めていたら、事前に火葬場に伝えておきます。納骨する場合には、埋葬許可証が必要ですが、役所では一通 しか発行しません。このため埋葬許可証にかわる分骨用の書類を火葬場から発行してもらいます。葬儀社に頼めば、分骨用の小さな骨壷を用意してくれます。納骨の際に分骨する「分骨するための証明書」を遺骨を埋葬している管理者に発行してもらいます。「分骨するための証明書」を分骨先の墓地の管理者に提出します。その後の手順は、改装と同じです。

■お墓の相続
現在のお墓の祭祀者が次のお墓の承継者を指名します。今までは、その家の長男が自動的に相続する場合が多かったのですが、相続としてきちんとしたほうが管理する責任がわかりやすくなります。

●現在ほかの霊園にある墓石を新しい霊園に移設することは可能ですか?  霊園やお寺様にはそれぞれ墓石工事規定がありますので、墓石の持ち込みは難しいのが現状です。 ただし一部の霊園や寺院で持ち込みが可能なところもあるようですので、ご相談下さい。移転のおおまかな流れは以下のとおりです。

石碑撤去 → 現地修復 → 搬送 → 据え付け

●石碑修復が必要な場合は別途修復作業が追加になります。 手続きは改葬の欄と同じです。

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改葬、移転などの際の仏事の習わし

改葬、移転などの際の仏事の習わし

既存のお墓を建てられたときのお寺様か、菩提寺にお願いして、魂抜き(墓前法要)をしていただいてから、工事に入らせていただくのが慣わしです。また新規の墓所への改葬工事完了後、魂入れ(納骨式、墓前法要)が必要となります。お寺との関わりが浅く、お願いするお寺がないようであれば、お寺のご紹介もさせていただきます。これらの法要にはお寺様に対してお布施が必要になります。

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無宗教なので、寺など宗派の決まった墓所にはいりたくないのですが…

無宗教なので、寺など宗派の決まった墓所にはいりたくないのですが…

墓地の種類のところでもご説明しましたように、公営墓地、公益法人墓地(民営墓地)などでは、宗旨宗派を問いません。ただ、公営墓地の場合には、遺骨がなければならないとか、寿陵が建てられないとか、最大の問題点としては、分譲数が少ないなどの点がありますので、公益法人墓地への申し込みが通 常となります。弊社でもご紹介できますので、ご相談下さい。

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違う宗旨宗派のお寺にお墓を建ててもいいのですか?

違う宗旨宗派のお寺にお墓を建ててもいいのですか?

お葬式は、かっこいいからとキリスト教でして、お墓は昔からの旦那寺である浄土宗のお寺にお願いしても まず許可していただけません。寺院とは仏の教えを研究し、広めるのが 本来の仕事で、お墓の管理を義務としているわけではありません。 その点が結婚式とは違うところですね。

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お墓の形について教えて

お墓の形について教えて

基本的に墓石の形は自由ですが、霊園墓地によっては高さや形について規制していますので事前に調べてください。お墓の形には、和型(角石塔型)、洋型と塔型と呼ばれる宝きょう印塔など様々な型があります。型は土地柄や宗教上の理由によってそれぞれちがってきます。また、棹石と呼ばれる墓石だけではなく、五輪塔・宝塔、戒名板、灯籠、置き石、玉 垣などによって変わってきますので、石材店にご相談下さい。

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オリジナルデザインのお墓をつくりたいのですが…

オリジナルデザインのお墓をつくりたいのですが…

オリジナル墓石については、お墓にも個性を求める方々の増加に伴い、弊社でもピアノ型、将棋盤型など取扱いが増えてきています。価格につきましては、お墓所の広さ、石の種類(国産・輸入)、デザイン内容 (石材加工・彫刻の有無等)により、価格に大きな違いがあります。ただ、霊園によっては、オリジナルデザインの墓を認めていないところもありますので、ご注意ください。オリジナルデザインの墓石は、お客様のイメージに近づけるため、石材店の技術的な打ち合わせが 大切です。また、予算的にも時間的にもかかりますので、綿密な打合せをさせていただきます。

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お墓を建てるのに、時間はどれくらいかかるの?

お墓を建てるのに、時間はどれくらいかかるの?

墓石を立てるには通 常1~2ヶ月かかります。

  • 墓石を建てる前に、寺院や業者と墓石の質や大きさ、形、刻字の内容などについて相談します。
  • 当店では自社工場を保有しています。最新設備で、お急ぎの場合でも対応いたします。
  • 上でもご説明した寿陵は、縁起のいいことだという人も多く、そのため余裕を持ってお墓を建てる方も増えています。

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お墓を建てたときに必要な法要を教えて

お墓を建てたときに必要な法要を教えて

■お墓が完成したら「開眼法要」を行います。これは「お魂入れ」「お性根入れ」とも言われており、新しいお墓に宗教的シンボルとしての機能を持たせるための儀式です。すなわち、開眼法要までのお墓は、ただの石ですが、開眼法要の後は霊魂の宿る神聖なものと考えられているのです。この法要は、お墓の完成日、故人の四十九日、百カ日、一周忌、三回忌、新盆、彼岸などの法要などの仏事にあわせて行われるのが一般 的ですが、寿陵もあることですから、最近ではあまり開眼供養の時期を気にしないことの方が多くなっています。僧侶のほかにも親族などに参列してもらって、かなり盛大に行われます。

■法要のすすめ方は、宗派や墓の場所によって多少の違いがありますが、一般的には次のような式次第で行われます。 1.本堂や礼拝堂で僧侶の読経があります。 2.墓前での法要を行います。新しい墓石には白いサラシがかけられていますが、僧侶の合図でそのサラシを取り外します。縁起もののこのサラシは捨てないで持ち帰り、妊婦の腹帯などに使われます。 3.納骨棺(カロート)を線香で清め、遺骨を納めます。 4.納骨した後で、納骨棺にフタをします。(寿陵の場合には納骨をせず、フタをします。) 5.墓地を清め、花、米などを供えます。この際隣接する墓も一緒に清め、花や米を供えるのが礼儀になっています。(引っ越しをする際のご挨拶と考えてください) 6.僧侶の法話、お説教をうかがいます。 7.施主が挨拶をします。 8.参加者全員で会食します(直会とか精進落としと呼ぶこともあります)。普通 は、お寺の庫裏や霊園の会場を借り行いますが、別会場や自宅で行ったり、弁当を持ち帰ったりすることもあります。

■僧侶への謝礼は「お布施」「開眼供養料」として包み、祝儀袋に入れ手渡しします。また、ほかに「お車代」を包む場合もありますが、金額は場所や風習により異なりますので、お寺や墓地の管理事務所の人に素直にお聞きいたほうがいいでしょう。

■なお、開眼法要の参列者は、「御仏前」「御供え」として、用意するのが常識になっています。お祝い事(墓石建立)と仏事が重なった場合には、仏事を優先致しますので納骨が伴う場合は不祝儀袋に表書きは「御布施」とします。また、お布施のほかに「御車代」や「御膳料」を包まれる場合は、市販の白い封筒を 用いることが多いようです。「お返し」について、半返し相当の品物を用意する方もおられますが、仏事では返さない風習のところもありますので、周りの方によくお聞きになったほうがいいでしょう。「内祝い」と「志」については、「志」で統一します。 石材業者への「志」は、納骨していただく石材業者に直接ご相談すべきでしょう。

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お墓はいつ建てるのが正しいのですか?(年忌)

お墓はいつ建てるのが正しいのですか?(年忌)

お墓を建てる時期に一定の決まりというのはありません。 新仏のあるお宅では墓地がある場合、一周忌に建てることが多いようです。 また、開眼法要を営む必要から、法事にあわせて建てるのがよいかと思われます。しかし、大都市ではお墓にかかる多額の費用や墓地の不足が原因で、「一周忌」までにお墓を建てる人は少なくなっています。その場合は、やむを得ず遺骨をお寺の納骨堂に預かってもらい、「三回忌」もしくは「七回忌」にお墓を建てるようにします。お墓を建てるまでの期間、菩提寺で遺骨をあずかってもらえるのは、せいぜい三回忌まででしょう。ですから、その間に少なくとも墓地だけでも購入し、納骨棺を作って納骨を済ませましょう。また木製の塔婆を立て亡くなった方の供養をします。お盆に開眼供養をすることも多いのですが、実際には暑すぎてお年寄りにはつらいことも多いものです。同じように真冬もつらいですね。地域差はありますが、寒い地方では年忌以外の場合は、雪のない春・秋のお彼岸やお盆にすることも多いようです。

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