お墓を建てたときに必要な法要を教えて

 

お墓を建てたときに必要な法要を教えて

■お墓が完成したら「開眼法要」を行います。これは「お魂入れ」「お性根入れ」とも言われており、新しいお墓に宗教的シンボルとしての機能を持たせるための儀式です。すなわち、開眼法要までのお墓は、ただの石ですが、開眼法要の後は霊魂の宿る神聖なものと考えられているのです。この法要は、お墓の完成日、故人の四十九日、百カ日、一周忌、三回忌、新盆、彼岸などの法要などの仏事にあわせて行われるのが一般 的ですが、寿陵もあることですから、最近ではあまり開眼供養の時期を気にしないことの方が多くなっています。僧侶のほかにも親族などに参列してもらって、かなり盛大に行われます。

■法要のすすめ方は、宗派や墓の場所によって多少の違いがありますが、一般的には次のような式次第で行われます。 1.本堂や礼拝堂で僧侶の読経があります。 2.墓前での法要を行います。新しい墓石には白いサラシがかけられていますが、僧侶の合図でそのサラシを取り外します。縁起もののこのサラシは捨てないで持ち帰り、妊婦の腹帯などに使われます。 3.納骨棺(カロート)を線香で清め、遺骨を納めます。 4.納骨した後で、納骨棺にフタをします。(寿陵の場合には納骨をせず、フタをします。) 5.墓地を清め、花、米などを供えます。この際隣接する墓も一緒に清め、花や米を供えるのが礼儀になっています。(引っ越しをする際のご挨拶と考えてください) 6.僧侶の法話、お説教をうかがいます。 7.施主が挨拶をします。 8.参加者全員で会食します(直会とか精進落としと呼ぶこともあります)。普通 は、お寺の庫裏や霊園の会場を借り行いますが、別会場や自宅で行ったり、弁当を持ち帰ったりすることもあります。

■僧侶への謝礼は「お布施」「開眼供養料」として包み、祝儀袋に入れ手渡しします。また、ほかに「お車代」を包む場合もありますが、金額は場所や風習により異なりますので、お寺や墓地の管理事務所の人に素直にお聞きいたほうがいいでしょう。

■なお、開眼法要の参列者は、「御仏前」「御供え」として、用意するのが常識になっています。お祝い事(墓石建立)と仏事が重なった場合には、仏事を優先致しますので納骨が伴う場合は不祝儀袋に表書きは「御布施」とします。また、お布施のほかに「御車代」や「御膳料」を包まれる場合は、市販の白い封筒を 用いることが多いようです。「お返し」について、半返し相当の品物を用意する方もおられますが、仏事では返さない風習のところもありますので、周りの方によくお聞きになったほうがいいでしょう。「内祝い」と「志」については、「志」で統一します。 石材業者への「志」は、納骨していただく石材業者に直接ご相談すべきでしょう。

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