
本照寺墓地は、高槻市富田町にある浄土真宗本願寺派の寺院。
富寿栄山(ふすえざん)あるいは富山と号し、富田御坊とも言われます。
寺の東側に立派な山門がありまた、かつて周囲に寺内町を形成し、現在もその町並みをとどめています。
室町時代の1427年(応永34年)、本願寺第7代法主在如(蓮如の父)により建立され当初は光照寺と称した。
1646年(天保3年)、良教(西本願寺12世准如の子)が入り、本願寺の「本」の字をもらって本照寺と改める。
本照寺の境内には、国の天然記念物に指定されていた富寿栄の松という黒松があった。
樹高は27mと低いが、東西25mにわたって手が届く高さに広々と枝を広げた樹齢およそ700年の巨木であった。
しかし1968年(昭和43年)頃からマツ材線虫病によって枯れ始め、1971年(昭和46年)3月に天然記念物の指定を解除されたのちに枯れ死している。現在は根株のみが境内に保存されている。