霊園概要 

夢のようなあでやかな平安時代に、美しい容貌と文学的才能に恵まれ、その数奇な生涯を生きた、伊勢姫は、 時の貴族、藤原継蔭の娘として父が伊勢守であった頃生まれ、国の名をそのまま『伊勢』と名づけられた。

はじめ、七条の后に仕え、多くの人に慕われ、后の兄・弟君にも求愛されたが、当時皇太子であった。
宇多天皇と結ばれ、行明親王を産んだ。しかし、行明親王は、不幸にも八歳で亡くなられ、傷心の伊勢は、悲しみを和歌や文集にまぎらわせつつ、多くの文集や和歌集を残した。

宇多天皇崩御の後、京都・桂を経て、この地《古曽部の里》に幽棲し、宇多天皇の御霊を祀り、 この地でその多彩な生涯を閉じた。伊勢の歌は、古今集、新古今集にも選ばれ、三十六歌仙の1人として、今日でも多くの歌人を魅了している。 伊勢姫の死後、『伊勢寺』の名で寺が創始された。曹洞宗大本山総持寺直末の禅寺である。

伊勢寺・本堂
名称
伊勢寺
所在地
〒569-1118 高槻市奥天神町1丁目1-1-19
祭祀
伊勢寺
宗派について
禅宗の方に限ります。
備考
墓地内の諸法要は伊勢寺にて行います。